新カード考察その3 使えそうなカードをざっと紹介 神々の騒嵐
今回は第三回目となります。全ての新カードを紹介していたらきりが無いと思ったので、今後は気になるカードを紹介していきたいと思います。よろしくどうぞ。
また、今回はニュートラルとヴァンパイア以外のクラスについての記事です。ヴァンパイアに関しては後述しますが、ニュートラルに関して言えば、面白いカードがたくさんあったので、長くなってしまわないように次回に回します。すみません。
第1回目、第2回目は以下のリンクからどうぞ!!
エルフの注目カード
- 人食いの庭
アミュレット 3コスト
【カウントダウン】2
相手のターンに相手のフォロワーが自分のリーダーに攻撃するとき、そのフォロワーに2ダメージ。
擬似的に体力2以下のフォロワーによるリーダーへの攻撃を封じることが出来るカード。おそらくフォロワーの攻撃が通る前にこのカードのダメージ効果が発動すると思われるので、体力2以下のフォロワーはフォロワー殴りしかできないことになる。エルフの3コスト帯はミニゴブやエンシェントが最重要候補だが、それ以外とは十分に入れ替え候補となり得るカードだと思う。後半それほど生きてこないのを加味しても、前半の低コストフォロワーの攻撃を止められるのは強い。
- ビートルウォーリア
フォロワー 3コスト 2/3
【ファンファーレ】このターン中にこのカードを含めず、カードを2枚以上プレイしていたなら、このフォロワーを+1/+1して疾走を得る。
おそらくコンボエルフの強化になりそう。私がエルフを使うのは基本的にコンボエルフで、OTKが流行ったときも"ワンツー"を出し入れしてパンプアップしたり風神やシンシアで殴り勝つデッキを多用していたので、そのデッキに入れてみたいカード。疾走になるだけなら大したことなかったが、+1/+1がいやらしい。グリフォンナイトのようないぶし銀な活躍を願う。
ロイヤルの注目カード
- 援護射撃
アミュレット 5コスト
自分の場に指揮官フォロワーが出る度、相手の場にフォロワーがいるなら相手のランダムなフォロワー1体に、いないなら相手のリーダーにその指揮官フォロワーの攻撃力と同じダメージを与える。
専用のデッキが組まれてもおかしくないような、面白いカード。この「出る」という表記だとウルズの効果時にも発動しそうな雰囲気。ガウェインでコストを下げたアレキサンダーで盤面を制圧してからウルズというのも強いだろうし、レオニダスにウルズしてもすごいことになる。ただネックなのはこのデッキを組む場合、アミュレット依存になることと、そのアミュレットであるこのカードが5コストであるということ。竜爪の首飾りの時もそうだったが、やはりこの高コストは早いデッキに対応することが難しくなってくる。ただロイヤルの場合序盤の競り合いには強いので、もしかしたら柔軟性の高いデッキになるもしれない。
ウィッチの注目カード
今回は特になし。ジンジャーとか強いカードではあるけど、結局盤面制圧して処理しきれなければ勝ちみたいなところは効果のテキスト上新しいけど、実際に起こっていることはそれほど新しい方向性なわけでもなく、面白くないので。
ドラゴンの注目カード
・風読みの少年ゼル
2コスト フォロワー 2/2
【進化時】覚醒状態なら、自分の他のフォロワー1体は疾走を持つ。
騎竜兵や庭園でコストを下げたバハムートに対して疾走を与えて確実に13点取りに行く流れはとても綺麗な動き。一応ハイドラに疾走を付ければ10点も出せる。氷獄の呼び声なんかも相性が良い。サタンだと流石にやりすぎかもしれないが、庭園を使うなら十分考えられる。しかし庭園はあまりにリスクが高すぎるため、やはり実戦向きでは無いかもしれない。疾走バハムートでリーサルが取れる様な立ち回りをするか、疾走バハムートの後に間髪入れず疾走を出せるような構築にする必要がありそう。
ネクロマンサーの注目カード
- 魂の番人ミント
フォロワー 4コスト 3/4
【ファンファーレ】自分のカードはネクロマンス能力で墓地を消費しなくなる。このカードが場から離れたときこの効果は失われる。
デスタイラントがアップを始めました。ただやっぱりそれはロマンで、もっと現実的なところを考えるべきでしょう。スタッツは4/3/4。あの伝説のゴリアテと同じなので何の問題もありません。ただこの能力だと次の自分のターンには残っていないことの方が多いので、使うならネクロマンスを持ったカードと同じタイミングでプレイする必要があります。ただそうなるとめぼしい使い道が見当たらなくなる。思いの外難しいカードかもしれません。
- 不死の大王
フォロワー 7コスト 4/5
【ファンファーレ】ワイトを2体出す。
【ラストワード】ワイトキングを1枚手札に加え、そのコストを0にする。
強い。強すぎるぞ……。ここに来てようやく純粋に強いと言うことが出来るカードがネクロに出てきてくれたぞ。ファンファーレ能力は自分のフォロワーが破壊される度に相手のリーダーにダメージを与えるワイトを2体出す効果。このあとワイト以外のフォロワーが破壊されればその時点で2ダメージをたたき出す。ラストワードはワイトキングを0コストで手札に加えられる。ワイトキングはネクロマンス4で守護必殺となるため相手としたら非常に厄介なはずである。
例えば、不死の大王を出して、そのまま不死の大王を進化させて何かと相打ちを取れれば、その時点で2ダメージ+ワイトキングを無償で出せるため、ワイトを守ることが出来る。うまくワイトを除去出来なければワイトキングを破壊した時点でさらに2ダメージ加算され、不死の大王1枚と進化権で4ダメージ+フォロワートレードが出来てしまうのである。ネフティスにも入るレベルのカードだ。
ヴァンパイアの注目カード
割愛。というのも、ヴァンパイアは今回の新弾で一番期待しているリーダーです。なので、既に面白そうなデッキなどを考え始めているため、ヴァンパイアは後ほどまた別の記事で詳しく紹介していこうと思います。
ビショップの注目カード
ビショップに関してもあまり特筆すべき事は今回は無いです。ダークジャンヌも強いカードではあるけど、ビショップとの相性があまり良くないように感じる。穢れた聖杯はすばらしく強いカードで、ラストワードまで行けばかなり勝利まで近づくものの、それが目新しいことかと言えばそうでは無く、アポカリプスデッキのカードが手札に入るため、ビショップは初代からの相棒であるサタンがデッキに入ることの多い性質上、似たような展開になる。実際には違うのだが、他のリーダーで出る新カードの新しさに比べるとどうしても後回ししたくなってしまうのだ。殆ど自己満足的に書いている記事であるため、そういうクラスは気が向いたらということにしておく。
以上、とても雑で申し訳ないです。ただやはりただ効果を読むのと、記事を書きながら考えるのとでは大きな違いがあって、一見強そうに見える効果もよく考えてみると使いどころが限られていたり、逆に普遍的な効果であったとしてもその多様性により様々な場面で活躍が期待されるカードもありました。皆さんも是非いろいろな人の記事を参考にすると同時に、自分でも文字に起こしてデッキなんかを考えてみると良いかもしれません。思わぬ事に気が付くかもしれませんよ?
それではまた。
新カード考察その2 ゼウスやへヴンリーイージス《神々の騒嵐》~ネクロマンサー、ヴァンパイア、ビショップ、ニュートラル~
前回に続いて今回も新カードについていろいろ書いていきたいと思います。
前回の記事はこちらから。
ネクロマンサーの新カード
- 魔将軍・ヘクター
フォロワー 7コスト 5/6
【ファンファーレ】場が上限枚数になるまで「ネクロマンス 3:ゾンビ1体を出す」を繰り返す。その後、自分のターン終了まで自分のフォロワーをすべて+2/0して突進を得る。
感想: 現状で面白いカードの1枚。スタッツも及第点であり、墓地がある程度あれば場をゾンビで埋め尽くすことが出来る。ゾンビはそのターンのみ4/2の突進になるため、テンポを取り返すことが出来る1枚。さらに、二つ目の効果は「その後」と続くため、最初の効果発動の有無と関係なく発動すると思われる。つまり盤面フォロワーの一時的なパンプアップを行うことが出来る点も魅力的である。残念ながらネフティスネクロには、カムラを確定に出来なくなってしまうので採用は難しいが、コントロールには十分入りうるカードだと思う。
アグロに入るかどうかを少し考えてみる。今私が使っているアグロネクロは最高コストがケルベロスと舞踏の5で、長期戦になってもそれほど困る印象は無いので入れる必要は無いと思う。カースドソルジャーを採用しているタイプにおいて、このカードがカースドソルジャーと交換候補となり得るか。
カースドソルジャーはネクロマンスでバーンダメージを出すことが出来る点が買われて採用されている。
それでは、このカードに求めることは何かというと、テンポの取り返しとパンプアップ。前者はバーンで決めるのでは無く、もう一度テンポを取り返して処理しきれないところでリーサルを取ろうとする動き。
後者は、リーサルには届かないものの盤面にフォロワーが数体残っている際に一気にリーサル圏まで届かせる動き。
どちらにせよ、このカードじゃなくてもいい感がすごい。基本的にアグロネクロが長期戦に勝つためにはファントムハウルやデモンストライクといったスペルで削りきるのが重要で、後半にフォロワーを展開し直す事は難しい。つまりこのカードのパンプアップの恩恵は受けにくいということになる。また、盤面にゾンビを数体出す効果も、リーサルを取るにはワンテンポ送れるため、だったら貴重なネクロマンスは即ダメージに使いたいところだ。
つまり、アグロには入らない(そもそも入りそうに無いのになぜ考察したのか)
- ゴブリンゾンビ
フォロワー 3コスト 2/3
自分のターン終了時、ネクロマンス 4:+2/+2する。
感想: アグロネクロに嬉しい3コストフォロワー。今これっていう3コスト枠が足りなくて潜伏を入れているが、入れ替えなるかと言ったところ。しかし、やはりネクロマンス4は少しハイコスト。基本的に最速で出す場合このネクロマンスは発動しないと考えると、仮に次のターンに発動してもそのターンの攻撃時は素のステータスのままのため、相手のターンで除去されてしまえば意味が無い。やはりアグロには即効性が重要なため、このカードでは厳しいのかもしれない。他のデッキに入れる意味もあまりなさそうだし、現状使いにくさが目立つ。
ヴァンパイアの新カード
- 糸蜘蛛の悪魔
フォロワー 2コスト 1/4
【守護】
【ファンファーレ】 復讐状態でなければ自分のリーダーに2ダメージ。
感想: えぇ……。パッと見の残念さがすごい。でもちょっと考えてみたら、これでユリウスを守られたらロイヤルとか滅びそう。エルフも滅びそう。という絵空事を思い浮かべるのでした。
- バフォメット
フォロワー 2コスト 2/1
【ファンファーレ】攻撃力5以上のヴァンパイ・フォロワーを1枚デッキからランダムに手札に加える。
エンハンス:5 その後、そのカードのコストを-3する。
感想: これぞコンボカード。こういう使い道がいろいろ思いつくカードがもっと増えて欲しい。エンハンスから綺麗に繋がるのはセクシーヴァンパイア。他にもメアリー×ディーラーの難易度を下げたり、アザゼル×ラウラなんて事も出来る。アザゼル×ラウラが出来ればかなり強いんじゃないだろうか。うん、これは絶対楽しいことになるカードだ。皆さんもいろいろ考えておきましょうね。
ビショップの新カード
- へヴンリーイージス
フォロワー 9コスト 8/8
このフォロワーへのダメージは0になる。このフォロワーは他のカードの能力(攻撃力、体力への能力は除く)を受けない(例えば、破壊する、消滅するという能力は受けない)
感想: 既に物議を醸しているカード。雑誌では陽光を使えば難攻不落だぜ!! みたいなことが書いてあったが、なんで陽光の効果は都合良く受けるんですかね。一応解釈とすれば「攻撃力、体力に依存する効果は除く」ということなのかもしれない。ということはツバキの効果は「攻撃力5以上のフォロワー」だから攻撃力依存だしイケるのでは!? 残念、そもそもその後破壊するという効果なので受けません。
そう考えると、あまりに都合のいいカードですね。多分ネクロアサシンとか腐死者みたいなランダムであっても、破壊は破壊なのでダメそう。もちろん変身も。ただエイラは受ける。なんて贔屓カードなんだ。セラフと違って即勝ちに繋がるカードでは無いが、出せば勝利が圧倒的に近づくカード。陽光サタンは全部このカードに差し替えでいいんじゃ無いかと思うほど。9コストというのも気にはならないと思う。
ただ、そうなると結局超越とセラフに勝てない……。
このカードが流行るには超越やセラフが死滅した環境である必要があるけど、そうなってこれが流行れば超越が増えだして……面白い環境になりそうですね。
あ、陽光の件がミスならかなりしょっぱい印象のカードになりますね。
3/5:追記
雑誌の情報が訂正されたようで、陽光の効果は受けず、必殺すら効かないみたいですね。となってくると本当に一回場に出たら一生残り続ける8/8君ってことですね。でもリノ、白銀、超越、ドロシー軍団……出してどうするんでしょう。やっぱり前半ビショップらしく耐え抜いてこいつでジワリジワリと勝つ感じですかね。結局オーディンを恐れてこっちにするか即効性のあるセラフにするかといった感じでしょうか。
- 黄金都市の墓守・ソニア
フォロワー 5コスト 3/5
【守護】
【ファンファーレ】自分の場に他のフォロワーがいなければ+1/0して、このフォロワーへのフォロワー、スペル、アミュレットの能力によるダメージは0になる(攻撃によるダメージはそのまま)
感想: 普通に強いと思う。ただ出しても5/3/5の守護ならまぁまぁ許せるレベル。体感としては選ばれなくなるような効果に近いが、黙示録や冥府も大丈夫。とはいってもビショップの5コスト帯はエンシェントレオスピリットやレディアンスエンジェルなど有能なカードが多い。やっぱりまだ分からないといったところか。
ニュートラルの新カード
- ゼウス
フォロワー 10コスト 5/10
【疾走】
【守護】
【必殺】
感想: 物議を醸しているカードその2。やっぱりニュートラルは雑に強くくらいじゃないとシナジーのあるリーダーカードの方が採用されてしまうから、これくらいで良いと思う。サハクィエルが更に強くなってしまった。しかもこのカードへヴンリーイージスへの回答にもなっている(ただし先行の時)。なんかこのカードでジェネシスのお役御免とかよく見るけど、そうなのかなぁ。確かにサハクィエルは使えないし、守護も必殺も無いけど、でも攻撃力2の違いはそれなりに大きいと思うけどなぁ。ジェネシスは基本的には顔殴りに使うカードだし、互換性で考えればそう簡単に差し替えとはならない気がする。
3/5:追記
へヴンリーイージスは必殺すら効かないようなので、回答にはなり得ませんでした。神のくせに大したことないですね。あ、でもイージスもギリシャ神話か何かで出てくる盾だからどっちも神なのか。神の争いは不毛ですね……(謎の達観)
それでも、このカードは強いけどね。
いつかニュートラルアミュレットとかフォロワーで
自分の場(と墓地)が全てニュートラルである限り、自分のフォロワーを+2/+2するとか、全員疾走を得るみたいなカードが出れば面白いなと思います。
- ゴブリンプリンセス
フォロワー 5コスト 2/1
【ファンファーレ】ゴブリンを2体出す
【ラストワード】ゴブリンキングを1枚手札に加える。
ゴブリンキング
フォロワー 4コス 5/5
【守護】
感想: 進化後攻撃力が5に届かないからちょっと物足りないけど、それでもスペックは十分。ただやっぱり横に展開は今見てしまうとどうしても、うーんって印象。このカードも多分使うのと能力を見るのとでは全然違うタイプだと思う。現状ではあんまり強くないということにしておこうと思う。ゴブリンキング君要約のお披露目。CPUだったかがチュートリアルか何かで使ってて、既にデータだけはあったのかもね。
と、かなり適当な感じでしたけど第一弾として公開されたカードを確認してみました。
現状で公開されたカードに順位を付けるとすれば
- バフォメット
- へヴンリーイージス
- ゼウス
ですかね。今後のカードに期待です。
疾走アザゼルでフィニッシュしたりするデッキを作るぞー。
情報が公開されていくごとに平行してこのような記事を書いていこうと考えているので、よろしくお願いします。
それではまた。(上の怪文は新環境の抱負です)
新カード考察その1《神々の騒嵐》~エルフ、ロイヤル、ウィッチ、ドラゴン~
なんか新カード情報早い気もするんですけど、気のせいですかね。
何はともあれ新しいカードというのは楽しいものです。考察なんて堅苦しい書き方してますけど要は思ったことを書いていきます。
コンボドラゴンの時もそうだったんですけど、バハムートの新弾のようにポンポンと新カード情報が明らかになるのであれば、面白いデッキを予め考えておくことが出来ます。
そのための予備知識として、どういうことが出来そうなのかを頭の片隅に置いておくための記事にしたいと考えています。
エルフの新カード
- クリスタリア・エリン
フォロワー 6コスト 4/6
【守護】
【ファンファーレ】自分のリーダーを3回復
エンハンス:8 その後、自分のEPを1回復
感想:うーん、エルフって使わないからよく分からないけどこれってどうなんだろう。
個人的にはそれほど強いようには見えない……。盤面干渉能力はないけど守護だから最低ラインはクリア。でも無駄の無い単純に生きる効果を持った高スタッツ守護っていうのはエルフにとってそれなりに貴重かもしれない。マヘスと選択かな?
序盤から攻めるテンポ系のエルフじゃなくて、白狼や白銀なんかを使うデッキだったら序盤で削られた体力を回復しつつ守護を出せるから、汎用性は高いのかもしれない。ただシステムカード(ユリウスとかユニコみたいないるだけでアドバンテージを生み続けるカード)じゃないし、特殊なコンボ要素があるカードでも無いから、今特筆するべき事は少ない気がする。
-
フェアリーケージ
アミュレット 4コスト
自分がカードをプレイする度に、他の手札にフェアリーがいなければフェアリー1枚を手札に加える。
感想:最初読んだときよく分からなかったけど、つまりカード(フェアリーを含む)をプレイしたときそれ以外の手札にフェアリーがいなければフェアリー1枚補充という話らしい。うーん、なんだろう。手札にフェアリー0なんてあんまり無いだろうし、仮に0枚でも、カードをプレイしてフェアリーを補充しちゃうともう効果は発動しない。つまり現状これの使い方は補充したフェアリーをすぐ場に出して、フェアリーをうじゃうじゃ湧かせることが出来るってことかな。以上。
ロイヤルの新カード
- 円卓の騎士・トリスタン
フォロワー 5コスト 3/4
【ファンファーレ】 自分の場に指揮官フォロワーがいれば【ラストワード】「円卓の騎士・トリスタン」を1体場に出す を持つ。
感想:1回破壊耐性が付くっていう解釈が分かりやすいような気がする。ファンファーレでラストワードが付くので、出てきたトリスタンが更にラストワードを持つことはありません。つまり1回だけ。突進がある訳でもないので、使い方がイマイチ分からない。それでも3/4スタッツ2体分を5コストで出せるのはおそらく思いの外強く、実際に使ってみると一転しそうなカード
- キャプテンヴァルフリート
フォロワー 8コスト 5/5
【ファンファーレ】自分の他のフォロワーを全て+2/+2する
自分の兵士フォロワーは全て守護を持つ。
感想:書いてあることはとても強い。セージコマンダーの効果が更に一回り強くなったもの。ただし8コストなため、フォロワーが展開しやすい中盤には間に合わない。併せて現環境が横にフォロワーを並べにくいため、思っている以上に効果が生かせない可能性が高い。しかし、7ターン目コウガクノイチ、8ターン目キャプテンヴァルヒートで6/6を作りだす動きはちょっと強いかも。
ウィッチの新カード
- 変異の雷撃
6コスト スペル
相手のフォロワー全てを燃えネズミに変身させる。
燃えねずみ 1コスト 1/1
自分のターンの開始時にお互いのリーダーに1ダメージ。
感想:アグロ殺しになる1枚かと思ったけど、普通に使えば1体につき2ダメージ(効果と攻撃)を生成されてしまうので使い方は難しそう。アグロに対する盤面制圧では無く、強力な耐性持ちフォロワーを変身させたり、削りきれなかったリーサル用に生きるのかも。ただやはり6コスト払っても盤面に空きを作ることが出来る訳では無いため、これを撃つだけで終えると進化攻撃などで大きなダメージは必至だと思う。
テンポウィッチのミラーになったときはテミス警戒みたいな感じで、これを警戒して牽制のしあいになりそう。せっかく展開したドロシー軍団が燃えたねずみになるのは面白そう。燃えねずみのボイスに期待。
- 天輪のゴーレム
フォロワー 4コスト 4/3
【ファンファーレ】土の秘術:相手のリーダーか相手のフォロワー1体に3ダメージ
感想:なんで顔にも撃てるんだ……。でも幸い土を使うので、純粋にテンポウィッチを強化するカードになることは無さそう。こういう攻撃的な土の利用方法がもっと増えればもっと面白いような気もするけど、そうなるとウィッチだけダメージソースがすごいことになりそう。スタッツもそれほど悪くないし、生きる場面はありそう。
ドラゴンの新カード
- ラースドレイク
フォロワー 5コスト 4/4
【ファンファーレ】ほかの全てのフォロワーに1ダメージ
エンハンス:8 1ダメージでは無く3ダメージ
感想:効果もスタッツも優秀。このコスト帯なら自分のフォロワーに1ダメージもそれほど気にならないと思う。しかし、5ターン目に盤面に1ダメージをばらまくことにそれほど意味があるのかどうか……。一応、次のターンにサラマンダーブレスで届く範囲が増えるという強みはある。早々にPPブーストをしてこのカードに繋ぐ動きは強く、サラマンダーブレスに繋げばテンポウィッチであろうと盤面を取り返せそう。エンハンスも無駄なく強い。GMDとどちらを採用するか悩みそう。
- 邪毒の紫竜
フォロワー 5コスト 4/5
自分のターン終了時、手札からコスト最小のカードを1枚捨てる。+2/+2する。
感想:残念枠。ご愁傷様です。一応進化してターンを終えれば8/9にはなる。けど……。
今回は取り敢えずここまで。
公開されたカードが少ないのでまだまだ分からないですね。
次回は残りのリーダーとニュートラルについて書いていきたいと思います。
《アグロネクロ》シャドウリーパーの高打点で環境を突っ走る"終"~マリガンからゲームエンドまで~
実戦紹介その2です。その1やデッキ紹介などはこちらから。
それでは早速行きましょう。今回はネクロが相手です。ミラーには絶対的な自信があるんですけど、ミラーなのかコントロール系なのかはまだこの状態では分かりません。まぁ直ぐに分かるんですけどね。
相手はネクロマンサー、こちらは後攻です。
- マリガン
マリガンは前回の記事の通り、1コストと繋がりを意識してやった結果がこれです。スカルビースト以外がスペルだったので、それら2枚をマリガンして、ラピッドネクロマンサーとデモンストライクが返ってきていますね。まぁ今回は後攻ですし、2コストフォロワーはたくさん入っているので気にしなくても来るでしょう。
- 1~2ターン目
1ターン目は相手がパス。こちらがスカルビーストをプレイ。後攻始めの2ドローは見ての通りかなりの裏目です。これだけでもキツいのに、相手は2ターン目にユニコをプレイ。これでコントロール系もしくはネフティス系だと言うことが明らかになりました。もしかしたらミラー意識のアグロにユニコ採用型かもしれませんが、どちらにせよ厳しい戦いになりそうです。
- 3ターン目
スカルビーストで相手を攻撃する意味も無いのでターンを返し、相手はユニコでスカルビーストを倒します。
返しのこちらのターン、ドローしたのはゴブリン。ここでラピッドネクロマンサーを出したところでユニコに取られるか除去されるのが見えているので、それならゴブリンでも同じです。そのためここではゴブリンをプレイしてターンを返します。
ユニコというのは本当にアグロ殺しな1枚で、この1枚で序盤の速度は完全に殺されてしまいますね。
- 4~5ターン目
相手は死の一閃でゴブリンを退かし、ユニコでフェイスへ攻撃。ここで相手がアグロである可能性が消えました。
続くこちらのターンでは2枚目のケルベロスを引き、ラピッドネクロマンサーを進化させてユニコを倒すに留まります。
相手はそのラピッドネクロマンサーを死の舞踏で除去します。なんとアグロデッキなのに5ターン目にしてようやくダメージを入れることが出来ました。これではもう殆ど勝ち目はありません……
……とは、ならないのがアグロネクロの強みです。さぁここから考えます。手札と引きからどのようにリーサルを繋げられるのかを。
- 5~6ターン目
死の舞踏を撃たれた返しのターン、ケルベロスをプレイし、ミミとココを手札に加えます。ココでは進化せずにターンエンド。
この時点で手札で出せる打点は画像の手札左から
3+2+4+2+2 = 13(リリエルと進化は考慮していません)
相手のデッキタイプからして、カムラや死の祝福が大いに考えられることから、この程度ではリーサルにはほど遠いことが分かります。相当厳しいことには変わりありません。
ケルベロスを出した返しのターン、相手は消えぬ怨恨でケルベロス除去し、ユニコとスカルウィドウをプレイします。相手の手札が少ないのが唯一の救いですが、あの手札次第ではゲームセットすらありえます。とにかく打点を出せるようにプレイしていかなければいけません。
ここでドローしたのはファントムハウル。これほど引きたいカードはありません。しかし、ここで幾つかの選択肢が介在してきます。
他にも選択肢自体はありますが、取るべき行動はどちらかです。最初の記事で言っていますが、ファントムハウルはなるべく早く撃つべきです。守護が並ぶ前に打点を通してしまうと言うことです。手札にはミミもココもあるので進化込みで11点出すことが出来ますね。
先に結果から言いますと……
ここではケルベロスをプレイしています。この後進化してユニコを殴り、ミミで相手リーダーに2点与えています。
さぁ、この選択が正しかったのか考えてみましょう。
この時点で相手の墓場は4。つまり進化殴りしてユニコを取っても死の祝福には届いていません。さらに、相手は次のターン7PPなのでカムラの可能性がありますが、それも死の舞踏で綺麗に返すことが出来ます。困ることと言えば、1PPでスカルウィドウにコンバージョンからの死の祝福ですが、それを考える際に相手の手札枚数を考慮します。
相手がユニコとスカルウィドウをプレイしたターン、もしあのターンにソウルコンバージョンを持っていれば撃っていると考えました。なぜなら、あの時点で私の盤面は怨恨によって空にされていたので、次ターンにフォロワーから攻撃されることは疾走さえ考慮しなければ無い訳です。仮に疾走を考慮したところで、疾走を止められるのは守護だけですね。
もし私の盤面にフォロワーがいたのなら、そのフォロワーから攻撃されるので、相手は進化を使ったり除去札で退かしに来ます。ただ今はフォロワーがおらず空なので、テンポは相手が持っている訳です。更に言えば、墓場は4枚なので、死の祝福ラインである6にしておきたいはず。だとすれば、スカルウィドウからソウルコンバージョンで墓場を6にしつつ、少ない手札を増やしに来るはずです。
それなのにユニコとスカルウィドウを出してきた。
これを私は「ソウルコンバージョンを持っていない」と取りました。そのためファントムハウルを最大限生かすためもう1枚のケルベロスを出したという流れです。
ただ、もし死の祝福を持っていればスカルウィドウでケルベロスに自滅して墓場を6にすることはできます。そのため最良手であったかどうかは微妙です。その場合は祝福で出たゾンビ1体を進化させてケルベロスと相打ちを取るので守護は2体。手札には除去もリリエルも進化権もあるので、全然間に合いますね。
- 7ターン目
運命の7ターン目です。カムラなら舞踏、自爆祝福ならリリエル進化とミミで除去かな、なんて考えていると。
相手は地獄の探求者とスカルウィドウをプレイ、スカルウィドウ進化でケルベロスを取り、もう一方のスカルウィドウでリーダーを攻撃してターンエンド。
さぁターンが返ってきます。7PP、十分ですね。
ファントムハウル+進化+ミミ+ココ+ココ = 5+2+2+2+2 =13
そして盤面は空になります。カムラもダメ、ネフティスでもダメ、現実的な解決策ならヒーリングエンジェルでしょうか。ただネフティスなら入ってないでしょうし、かなり厳しいですね。仮に生き延びても舞踏とデモンストライクがあるのでフォロワーを出さないプレイを続けることで、相手の回復を制限出来ますし、逆にリーサルを取られない位の体力も残っています。
これでゲームエンドですね。
前半からコントロールされ、ユニコを出され、打点を稼げない辛い試合でしたが、ケルベロスとファントムハウル、そして経験則で裏打ちされた相手のプレイの読み。
仮に裏をかかれてもそれをバックアップ出来る手段が手札にあるか。
そんなことを考えながら戦って、あとはやっぱり右手がピカピカ光ってくれれば、苦手なコントロール系でも戦えます。
ミミココファントムハウルは最初から狙っていくのでは無く、かなり厳しいときの一手だと考えています。前までのアグロネクロは他に火力を出す方法が少なかったので厳しかったですが、今はそんなことありません。
どうでしょう、使ってみたくなっていたらこれ幸いです。
こう見ると気持ちの良いバトルが出来るデッキに見えますがね……
5ターン目にシャドウリーパー含む4体の盤面をつくってどや顔してるところに
ツクツク、トゥーン……ツクツク、トゥーン……ツクツク、トゥーン(ここでシャドウリーパー君殉職)
尚も続く矢雨、ツクツク、トゥーン……ツクツク、トゥーン……ツクツク、トゥーン……ツクツク、トゥーン
…………
何が森の意志だよ意志一つで弓矢の雨降らせられるなら消えぬ怨恨で相手盤面に怨念によるデバフで常時-4/-4くらいしてくれよなんであんなおもちゃみたいな弓で怨み憎しみが寄り集まり形を為して顕現した幽鬼が如き命持つ者を断頭するシャドウリーパー君が"ウアァ、ンヌワァ…"ってぼそぼそ呟きながらやられちゃうんだよルナちゃんの顔見ろよお前が泣かせたんだぞわーるいんだわるいんd
はい、というわけでいかがだったでしょうか。
この記事が皆さんの楽しい楽しいネクロマンサーライフの支えになれば、私も嬉しい限りです。
次は新シーズンの更新になるかと思いますが、なにとぞよろしくお願いします。
それではまた。
《アグロネクロ》シャドウリーパーの高打点で環境を突っ走る2~マリガンからゲームエンドまで~
今回は前回の記事から続いて、アグロネクロの戦い方を実戦を通して紹介していきます。何を考えながら戦えば良いかの参考になればいいと思っています。
そういえばカード効果修正のお知らせがありましたね。
- 「ルーンの導き」の自分のフォロワーの進化時にコストが1になる効果が2に修正
- ミニゴブリンメイジでサーチ出来る効果が「2コスト」ではなく「2コスト以下」に修正
個人的にはどちらもありがたい修正ですね。前者は大して使ってない上、使われると非常に厄介なカードです。何というか、このカードはよく進化殴りして5/1とか4/1のフォロワーに使われるため、見た目以上にヘイトがたまるカードですよね。
一方のミニゴブリンメイジは、いろいろなデッキに採用されていて面白いカードだと思っています。どうやらドロシーウィッチの弱体化だけだとOTKコンボエルフが牙城を築きそうだとかなんとか言う話だったような気がしますけど、そんなこんなで修正されてしまいましたね。
私のコンボドラゴンには何ら影響は無いのでふんぞり返ってメンテを待ち望んでいる訳ですが、ヴァンプやネクロにも微妙に向かい風なので、これは少し環境も変わっていきそうですね。
話が逸れてしまったので戻しまして、
デッキレシピなどはこちらから。
それでは、早速行ってみましょう。
相手はドラゴンです。
- マリガン
このデッキのマリガンで意識することは主に二つ。
- 1コストフォロワーを確実に引く
- 1,2,3、2,3,4というように流れを意識する
まず1コストフォロワーは出せると出せないとではその後の戦況が大きく変わってくるので、確実に引いていきたいところです。ただ8枚なのでそう簡単には引けません。しかもスケルトンファイターではダメなので実質6枚です。
そのため、基本的には2コストのフォロワー以外は全てマリガンしていきます。ただ、仮に1コストが引けても他が4コストだったりすると意味ないので、2,3と言う流れが出来ているときに限り3コストをキープすることもあります。また、シャドウリーパーは基本的に残すことはありません。相手がウィッチ、後攻のビショップの時のみ残すこともあります。
マリガンをまとめるとこんな感じです。
- 2コストフォロワー(シャドウリーパー以外)1枚残してマリガン
- 2コストフォロワーの優先順位は スパルトイ > リリエル = コンジュラー > レッサーマミー
- 2、3コストの流れが出来ているのならそれを残して1枚マリガン
- とにかく1コストを1枚を最優先。次に2コスト(というより2コストは14枚もあり、勝手に来るため意識しなくても良い)
ただ、ドラゴンが相手の時だけスケルトンファイターを1ターン目から出していっても良いです。1コストフォロワーが入っていることも少なく、除去も使うなら2コストフォロワーに使うので生き残りやすいからです。
ここでは纏わり付く亡霊だけ返して、シャドウリーパーが手札に加わりました。こちらが先行でバトルスタートです。
2ターン目
1ターン目はお互いに動きナシ。2ターン目にはこちらがレッサーマミーをプレイし、相手は竜の託宣をプレイ。現状こちらの手札はあまり良くないので今後に期待です。
3ターン目
こちらはラピッドネクロマンサーをプレイし、レッサーマミーで攻撃。すると相手は返しのターンでアイラをプレイ。一見、ドラゴン相手だとこれが悠長に見え、気分的に余裕になってしまうかもしれませんが、ドラゴンはヒーリングエンジェル、竜の闘気、サハクィエルからのルシフェルと思いの外しぶといので、気を緩めず行きます。
4ターン目
ここが一番大事なターンです。
次、相手が進化可能なこのターンがこのデッキの最大の見せ場です。運良く手札にはシャドウリーパーがいるので、こいつを他のフォロワーと一緒に出していきます。前の記事でドラゴンには竜の傷があると言いましたが、これまでやってきて撃たれたのは1回だったので、警戒するほどのものではありません。この場面なら出していって良いです。また、今回のように迷うこと無く顔殴りの場面なら良いですが、もう少し悩ましい盤面だったとしてもここでアイラを破壊することだけはしてはいけません。
なぜなら、そうしてしまうと次ターン相手のPPが6に到達し、エンハンスサラマンダーブレスでシャドウリーパーが焼かれてしまうからです。
5ターン目
相手は引きが悪かったのか、アイラでラピッドネクロマンサーを取るに留まり、ターン終了。そのためこちらはシャドウリーパー進化で総攻撃し、デモンストライクで相手の体力を1まで追い詰めます。
6ターン目
サハクィエルからのルシフェルで難を逃れようとしますが時既に遅し。後は手札のカードでリーサルです。
今回は相手が5ターン目動けていませんでしたが、仮にここでドラゴンウォーリアを出され、さらにPPブーストのためアイラで敢えてトレードを取ってきたとして、シャドウリーパー以外取られていたとすると、
相手:体力11、盤面は手負いのドラゴンウォーリア。PP6
こちら: 体力20、盤面はシャドウリーパー4/4
ここからシャドウリーパーを進化させ、デモンストライクを撃つと9ダメージなので
相手の体力は2。
次に相手のターンサハクィエルからのルシフェルでシャドウリーパーを取られ、相手の体力は6。
こちらのターンでレッサーマミー(疾走+進化)で殴り相手の体力2、スケルトンファイターとシャドウリーパーを出します。
すると、ルシフェルを出したところで進化出来ないのでリーサル、エンハンスサラマンダーブレスでも舞踏があるのでリーサルです。あり得るとすれば、もしもう1体サハクィエルがいて、そこからルシフェルを出せば、相手の体力6,3/3のシャドウリーパーと死の舞踏しかないので相手の体力は削れて1なのでリーサルを逃れますが、それでも1です。ファントムハウル、デモンストライク、ケルベロス、死の舞踏と、十数枚の中から1枚引くだけで勝てます。
つまり、勝ち濃厚の状態だったという訳です。ただ見ただけでは相手の引きが悪かったから勝てたように見えますが、良くても殆ど勝ちの状態まであの時点で持って行けてたんですね。考える事も殆どありませんでした。
ただ、これは相性が良いドラゴンが相手の場合です。次はコントロール系のネクロとの一戦を紹介します。
《アグロネクロ》シャドウリーパーの高打点で環境を突っ走る1 ~実は難しいプレイングと解説~
今回もネクロマンサーの記事です。
こんなしょっぱい一人語りの記事にも読者様がついてくれました。頑張っていきます。
環境になるべく広く対応しながら勝ち抜いていくためにネクロマンサーを選択し、ネフティス軸で戦績を採っていた訳ですが、戦えば戦うほど戦績はおとなしいものでした。
やはり序盤が弱いのは後半の強みでは補えきれない弱点だったんですね。
いろいろ考えた結果、ネクロマンサーで勝ち抜いていくためにはアグロネクロが一番なのかもしれない、そう考えて今度はアグロネクロで戦ってみることにしました。
結果から言うと、アグロネクロの方が強いです。勝てます。ただし、かなりピーキーな仕上がりとなっていて、プレイングをしっかり意識しないと1点足りなくて負けたり、リーサル盤面を意識しすぎて、全体除去によって一気に戦況を覆されたりします。そのため、かれこれ50戦ちかく戦ってみて思ったことなどを書いていきたいと思います。
それでは、デッキレシピから。
このように、とても安く作れるので初心者にもお勧めです。ただし、アグロネクロと聞くと脳死で殴れば勝てそうな印象を持つ人もいると思いますが、現環境においては違います。流石にエルフや超越ウィッチほど難しくはありませんが、プレイを繰り返した上での"慣れ"は非常に大切になってきます。ここでこれが来そうだな……っていう勘みたいなものが大事になるんです。
今回はデータ回では無いので、戦績などを書くつもりは無いですが、参考までに紹介しておくと、20戦あたりのデータでは勝率は60%いくかいかないかといったところです。しかし、それはこのデッキを触りたての時だったため、今回せばもう少し良い数字が出せると思います。
体感の相性はこんな感じです(下)。某サイトとは少し違うと思いますが、この40枚での相性ですので、多少違うのは当たり前です。
VSテンポウィッチ 微有利
VSOTKエルフ 五分かそれ以下
VSアグロヴァンパイア 微有利
VSランプドラゴン 有利
VS超越ウィッチ 有利
VSコントロールヴァンパイア 五分かそれ以下
VSコントロールロイヤル 殆どデータなし(分からない)
VSセラフビショップ 不利
VS秘術ウィッチ 五分かそれ以下
VS白狼エルフor森の意志採用OTK 不利
赤字なのは良く当たる&みんなが勘違いしている相性です。
このデッキはまずアグロであり、序盤に殴りきるデッキのため、回復をしたり守護を絶えず並べてくる様なデッキは苦手なんですが、それはまぁ当たり前ですよね。
じゃあ、そうでは無いデッキには強いのかというと、もう一つ弱点があります。
それは4,5ターン目に出すシャドウリーパーに対応出来るデッキです。
シャドウリーパー ネクロマンサー 2コスト フォロワー
ファンファーレ 相手のターン終了まで潜伏を持つ。自分の他のフォロワーが破壊される度に+1/+1する。
このデッキが強化されたのはこのカードによるものが大きいです。このフォロワーを進化が出来るようになるターンに2コストフォロワーと同時に出す動きがとても強いんです。
そのため、シャドウリーパーを処理される方法が少ないウィッチは、実は有利な相手と言えるんです。それでも若干ですが。
例えば、場にスカルビーストとスパルトイソルジャーがいる状態で、後攻4ターン目、
スカルビーストを進化させ、シャドウリーパーとダークコンジュラーを出して攻撃するとします。既に2ターン目のスカルビーストと3ターン目のスパルトイソルジャーの攻撃が入っているとすると相手のフェイスは17。そこから
スカルビースト(進化)3点+スパルトイソルジャー2点+コンジュラーのゴースト1点を貰って11です。相手の盤面にはフォロワーがいますが無視して顔に行ったとしましょう。
すると、返しのターンでシャドウリーパーが返されないとすると、リーパー以外の全フォロワーを処理されても、シャドウリーパーはその時点で4/4。進化させれば6/6となり、あとはファントムハウル、デモンストライク、ラピッドネクロマンサーのラスワ、死の舞踏など、何をしても殆ど勝てる状態まで持って行ける訳です。
ただ、このシャドウリーパーが退かされてしまうとかなり厳しくなってしまいます。
そのため、シャドウリーパーの扱い方は非常に難しいものとなってきます。
まずは自分が先行の場合。この場合、相手が進化出来る4ターン目に合わせて出すことになりますが、この4ターン目で相手がシャドウリーパーをほぼ確実に退かすことが出来る方法は
- 竜の傷(ドラゴン)
くらいのため、余り警戒する必要はありません。ちなみに、エンジェルバレッジは考慮していません。しかし最近たまに撃たれることがあるので注意です。もしエンジェルバレッジが普通に入る環境になってしまうと、このデッキはかなり厳しくなってしまいます。他にも幾つか方法はありますが(デモンフレイムメイジなど)よく見るもののみをピックアップしています。
次は自分が後攻の場合。自分が進化した返しのターンを想定します。
- 森の意志(エルフ)
- エンシェントレオスピリット(ビショップ)
- 旋風刀(ロイヤル)
- PPが増加して6PPに届いている際のサラマンダーブレス(ドラゴン)
このように、一気に増えてしまいます。特に赤字の上二つは要注意です。これをされてしまうと一気に厳しい戦いになってしまいます。例えばドラゴン相手なら、シャドウリーパーを出す事が見えているなら、アイラもたとえ除去が適切なターンでもPPを6に届かせないようにするために生かすのも大事です。
これらのことから、実は4ターン目、殴れるフォロワーでも無く、手出しフォロワーを進化させて盤面をとるでもなく、シャドウリーパーを進化させるという手もあります。
すると、仮にさっきの例で手出しのシャドウリーパーを進化させていると
スカルビースト1点+スパルトイソルジャー2点で相手のフェイス14。返しでエンシェントレオスピリット進化によってシャドウリーパー以外除去。
続くターンでシャドウリーパーは6/3なので相手のフェイスは8。進化ファントムハウル+何か、や進化レッサマミー+ミミココなど、まだ勝てるラインに持って行くことが出来ます。
そのため、目先のダメージより総ダメージを考えてプレイングをしなければ行けません。また、そういう意味ではファントムハウルもなるべく早く撃つことが大事です。より正確に言えば、「守護が出る前に」ということです。例えば、手札にケルベロスとファントムハウルがあれば、先にケルベロスを出したくなると思います。
しかし、それは相手にも読まれますし、ケルベロスは何もファントムハウルだけでは無く、コンジュラーのゴーストやレッサーマミーとだって相性がいいです。そのため、とにかく高打点を出せる内に出すためにファントムハウルをさっさと撃つということも大事です。
とくにコントロールヴァンプなどは、ドレインで回復しようとしてきたり、ディアボリックドレインで回復を狙ってくるので、ファントムハウルはリーサルに使うのでは無く、削りに使い、相手が回復しきれないところを疾走やデモンストライクで締めるのが良いプレイです。
進化可能ターンの動きには、もう一つ強い動きがあります。
それは後攻4ターン目(先行なら5ターン目)手出しリリエル進化+手出しダークコンジュラーという動きです。
天弓の天使・リリエル ニュートラル 2コスト フォロワー
進化時 相手リーダーかフォロワーに1ダメージ。
ダークコンジュラー ネクロマンサー 2コスト フォロワー
ファンファーレ 自分の場に進化後フォロワーがいるなら、ゴーストを1体場に出す。
この動きの何が強いかというと、盤面フォロワーを進化させたときと同じ打点を出しつつ進化盤面取りが出来ると言うことです。(リリエル進化時効果1点+ゴースト1点で盤面フォロワーを進化させて殴った場合の+2点と同義)
普通アグロデッキというのは盤面を無視してでも顔を取りに行くため、同じ速度域のアグロだと押し負けてしまったりします。しかし、この動きが取れれば盤面を進化させたときと同じ火力を出しつつ、進化したリリエルが相手フォロワーを殴ることが出来ます。仮にリリエルが生き残ったとすると、盤面には最低でも2体以上のフォロワーが残り、上手くいけば3~5体のフォロワーを残して相手にターンを譲ることが出来ます。ここで前述のエンシェントレオスピリットや森の意志をされてしまうと、結局厳しい戦いにはなってしまうものの、そうで無ければ今度は盤面進化からの舞踏やケルベロスなど、出来る事はいろいろあります。この動きも覚えておいて損は無いです。
あと、3コストの纏わり付く亡霊はもともとスケルトンナイトでしたが、こちらの方が強いと思ったので交換しています。スケルトンナイトの弱い点は、やはり体力が1しかない点と、その後出てくるスケルトンも使い勝手が悪いことです。その点、纏わり付く亡霊は3ターン目に出すことでほぼ確実に進化殴りをすることができる点や、残り僅かな相手の体力を削るときに生き残ってくれると言う点、さらには森の意志にも強いと良いこと尽くめです。絶対にこちらの方が良いと思います。
某サイトのアグロネクロとは大きく違う点として、ラスワによる盤面支配からの風神というコンセプトでは無いという点も上げられます。正直言って今の環境で何故盤面支配のデッキにしているのかよく分かりません。前述の全体除去や、群れなす飢餓に対する弱さ、相手フォロワーを殴れずそのままでは火力不足のために進化せざるを得ない従者など、かみ合わない点が多いような気がします。
確かに闇の従者は最速森の意志における回答にはなり得るのですが、だとしても火力不足なデッキに見えて仕方ないです。
このデッキでは、風神が生きるような盤面の場合、もう風神がいなくても勝てます。
ちょっと長くなってしまいましたが、取り敢えずデッキの中身についてはこんなところです。使ってみると分かるんですけど、本当に1点足りない事が良くある、見かけ以上に先読みが大事なデッキになっています。相手の体力が7なのと8なのでは天地の差があります。この意味分かりますかね?
リリエルなんて、最初アーキタイプを見たときは何でこんなカードがって思ってましたけど、今となっては相当頼りになる1枚です。
次の記事では、実際の戦いを通してどういうプレイをするのかを紹介します。
それではまた。
今の環境に必要なカードタイプと戦略は?~ネクロマンサー編その2~
前回記事の続きです。リンクは以下から。
デッキも以下の通りですよー。
それでは、雑感や使用感の続きです。次はコスト4からですね。
コスト4
- ウルズ…… 最強その2。使い勝手が良すぎる最強の一枚。エンシェントをリセットするも良し、リッチを出すも良し、モルディカイを出すも良し。3枚確定。
- 地獄の解放者…… 供物供物うるさい人。でも強い。取り敢えず出すっていう使い方がビショップ以外なら出来る。従者のおかげで3枚入れなくてもいいと思う。
- ネクロアサシン…… 悩んでウルズを出す場面が多いけど、いつも頼りになるアンチ生者。コンバージョンでも書いたとおり、自フォロワーを好き勝手に破壊出来るのは強い。でも2枚。
コスト5
- 死の舞踏…… 雑に強い。以上。3枚入れすぎかなと思ったので2枚。
コスト6
- デスタイラント…… 入れ替え枠。元々スパルトイソルジャーだったが、コンヴァンなどを相手に墓地30枚近くたまりながらやることが無くなってしまうことが頻発したためピン差し。ただネフティスに引っかかるためやはり入れ替えか。
- 死の祝福…… キーカード。このカードが環境から私たちを守ってくれる……
コスト7
- カムラ…… 雑に強いその2。上手く合わせられれば除去を避けられてしまうが、その動きをさせているだけで仕事済み。ネフティスから出てきたときの影の仕事人感がすごい
コスト8
- モルディカイ…… 出せば勝ち。以上。オーディン君は帰って下さい。3枚入れて手札に来られてもそれなりに困るので2枚。今のところこれでいいと思う。
- ネフティス…… 切り札。問題はこのカードを主眼に置くか安定性を取るか。今はネフティス重視であるために序盤の動きは弱くなってしまう事が多いので要検討。
とまぁ、本当に雑な感想です。まだしっかりとした使用感が無いのでこんな感じになってしまいますね。バロールは弱いので入れていません。
さて、それではこのデッキを使用して20戦した結果です。
20戦 11勝 9敗 (勝率55%)
対エルフ…… 4戦3勝1敗 (冥府っぽいのに2勝、OTKに1勝1敗)
対ロイヤル…… 3戦2勝1敗 (何も出来ないロイヤルに2勝、フェイスロイヤルに1敗)
対ウィッチ…… 2戦1勝1敗 (どちらもドロシー)
対ヴァンパイア…… 3戦0勝3敗 (アグロ2、昆布1)
対ネクロ…… 3戦3勝0敗 (アグロ1、ネフティス2)
対ドラゴン…… 2戦1勝1敗 (ランプサタン1に勝ち、コンボに負け←……)
対ビショップ…… 3戦1勝2敗 (セラフ1勝1敗、サタン1敗)
うーん。
イーブンって一番やりにくい結果だなぁ。
と思ったんですが、それらしい傾向はつかめていますね。
まず、ミラーに近いマッチアップで勝てているのは相手が下手か自分が少し慣れてきているのか、まぁ良い傾向です。
そしてエルフに勝ち越しているのもいいですね。ただ、冥府に勝てるのは当然として、OTKには弱い印象です。やっぱり守護を開けられてしまうとやられるのを待つことしか出来ないため、守護を増やす必要がありそうです。
そして、恐ろしいほどのヴァンプ苦手意識……
アグロは仕方ないです。除去が引けないと、腐死者や従者はコウモリを倒せないので打点が重なってしまいます。ただ、昆布が問題で、昆布には高確率でオーディンが入っています。今回でもお互い大して動かず8ターン目くらいまで進み、モルディカイがオーディンでさよならしてしまった時、まだ手札にあるモルディカイを出すかどうかという場面がありました。
そこで出すのを渋り、他のフォロワーでオーディンを使わせる方法も考えましたが、昆布は除去が豊富であり、相手もネクロとの対戦ということでモルディカイ以外にはオーディンを使う気はないと考えました。そこで、相手が2枚目のオーディンを持っていない事に賭けてモルディカイをサモン!!
シューン、バシュッ……。
とまぁ、モルディカイさえ出せてしまえば勝てるんですが、昆布はほぼオーディンが入っているので不利対面かもしれません。アグロにもなかなか勝てないので、これは対策が必要だと思います。
なので、次の20戦は
スパルトイソルジャーOUT
ファントムハウル2枚 OUT
スパルトイサージェント 3枚 IN
取り敢えず、これでどれだけ戦績が変わるかやってみたいと思います。
壮観です…………心なしかルナちゃんもk(ry
それでは、また。